vpnルーターはスペックにより様々な製品が発売されています

vpnルーターとは、その名の通りVPN(Virtual Private Network)機能を搭載したルータを指します。インターネット上に仮想の専用線を設定し、特定の人のみが利用できる専用ネットワークを構築し、接続したい人は専用のルータ(vpnルーター)を設置してアクセスします。(別に専用線用のvpnルーターも存在します。)

VPN接続はセキュリティが強化され、比較的安全に通信を行うことができます。そのため、リモートワークの需要に伴って急速に社会に浸透しました。しかしその反面、正しい知識を持ち、情報漏洩などのリスクに備える必要とされています。

実際に企業としてvpnルーターをリモートワーク向けに導入するのであれば、専門の技術者を雇い、通信状態を管理することも視野に入れる必要があります。

vpnルーターーは企業が地方の支社やリモートワークで自宅から本社のデータにアクセス可能にするために導入されています。イメージとしては共通のLANに接続している状態なので、ファイルを共有して作業をすることができます。

セキュリティ対策として必須である暗号化はVPN専用ルータがすべて行うので、個人の負担は対応するソフトウェアの導入といったものに限られます。また、既存のインターネットを利用するため、導入コストが安く、自宅への導入も敷居が低いため、リモートワークを推進する企業ではvpnルーターの需要が高まりつつあります。

vpnルーターはスペックにより様々な製品が発売されています。vpnルーターの価格は、セキュリティ機能がどの程度充実しているか、どのプロトコルに対応しているかによっても異なります。

vpnルーターの価格帯としては、主に家庭用のvpnルーターであれば、おおむね数万円程度で購入することができます。また、オフィス向けの用途であれば、数十万円~50万円以下くらいの価格帯がメインとなります。データセンターなどで利用する大規模なVPNネットワークを構築するためのvpnルーターであれば、50万円~100万円程度が主な価格帯となります。このようなvpnルーターは、安い製品と比較して通信帯域が大きく確保されているなど、ハイスペックに設計されています。